ジェフリー・バワが過ごした自宅 「Number(ナンバー)11」
スリランカのツアーを見ているとジェフリー・バワという名前を良く目にするかと思います。誰だろうと思うかもしれませんが、あのアマンリゾートに大きな影響を与えたと言われる、熱帯建築の神様スリランカ出身の建築家です。トロピカル建築の第一人者として多くのホテル建築を手掛けました。バワの建築は世界中にも影響を及ぼしました。よく耳にするインフィニティプール。プールの柵がなく(見えなくて)どこまでも続いているように、海や空と一体に見えるプールです。シンガポールのマリーナベイサンズで一躍有名になったインフィニティプールですが、最初に設計をしたのは実はジェフリー・バワなのです。
スリランカにもバワの手掛けたホテルが多く残っております。有名なところではヘリタンス・カンダラマやライトハウスなどでしょうか。
そんなバワ自身作り上げた自宅がコロンボに残っております。Number(ナンバー)11ではバワの寝室・書斎などバワデザインを感じることが出来ます。Number11は、購入当時は4棟が連なる長屋状の住宅でした。それを段々と買い増しして行き、最終的に現在の建物になっていきました。
光と影、吹き抜けを巧みに計算されたバワならではの空間と言えます。
そんなバワの自宅の一部を一般公開しております。現在はバワ財団が管理しており、見学には予約が必要となります。部屋は勿論のことですが、見事に室内と調和の取れたバワが集めたアンティークの数々にも目を引かれます。
※写真撮影は一部エリアのみ可能です。寝室や書斎は撮影禁止となります。
Number11をはじめとしたバワの軌跡を巡る旅もお勧めです
Pictures
ガレージにはバワの愛車が保管されています。
カンダラマでも見かける梟
増築を利用した光の差す空間
バワの集めた椅子やアンティークの一部
訪れた記念に一筆思い出を残していきましょう。